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南外山堀井歯科
〒485-0024
小牧市大字南外山162-3
TEL :
0568-75-7075

小牧市の歯科 南外山堀井歯科 小牧市 歯医者 南外山堀井歯科



フッ素に関する質問


フッ素にはどのような効果があるのでしょうか?

フッ素を定期的に塗ることによって、口の中を虫歯になりにくいようにするだけではなく、歯そのものを強固にする効果があります。

子供の口の中は、自分で充分 に歯磨きができないことが多く、また、歯の生え変わりの時期でもあるため、大変虫歯になりやすい環境になっています。
そのため、定期的に歯科医院に来院していただきフッ素塗布を受けることをお勧めします。当院では、子供のフッ素塗布を無料で行っています。

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フッ素は何歳から塗っていいですか?

基本的に歯に塗布するものですから、歯が生えていたらいつでもいいです。
また、歯科やフッ素に慣れさせるといった点でも幼い頃からのフッ素塗布をお勧めします。

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フッ素がむし歯予防に効果的であるならば、水道水などに入れる方がいいのではないかと、素人考えで思うのですがどうでしょう?

フッ化物応用(水道水へのフッ化物添加)に関する見解概要
(H12.12.21)

日本歯科医師会 (平成12年12月21日)

  日本歯科医師会は、日本歯科医学会(医療環境問題検討委員会フッ化物検討部会)の「フッ化物応用についての総合的な見解」 に関する答申にある、「国民の口腔保健向上のためのう蝕予防を目的としたフッ化物の応用を推奨する。」との主旨を全面的に支 持するものである。
WHO(世界保健機関)は水道水フッ化物添加について、加盟各国に対して「水道水フッ化物添加を検討し、実行可能な場合には これを導入すること、不可能な場合にはフッ化物の他の応用方法を検討すること」を趣旨とする勧告を行っている。また、国際歯科 連盟(FDI)において、水道水フッ化物添加については「う蝕の発生を安全かつ経済的に抑制する手段として、現状における最も有効 な公衆衛生的施策であり、すべての関係当局にこれを推奨すべきこと」を決議している。
厚生省では、厚生科学研究のテーマとして、今年度より3年計画で、日本歯科医学会の答申を受ける形でフッ化物の全身・局所応用 に関しての、より具体的な指針を得るべく、総合的研究を開始している。また、厚生省は、自治体からの、水道水フッ化物添加の技術 支援要請に応じる旨回答している。
これらの状況を踏まえ、日本歯科医師会は、水道水フッ化物添加が、各種フッ化物応用の中で、有効性、安全性、至便性、経済性等 に対する、公衆衛生的に優れた方法であると認識するが、水道水への添加という手段の性格上、これの実施は、最終的には、地方自 治体の問題であり、その経過においては、地域の歯科医師会をはじめとする関連専門団体、地域住民との合意が前提であると考える。
今後、水道水フッ化物添加に対しては、厚生省との連携等国レベルの専門団体としての対応のさらなる検討が必要であると思われる。

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フッ素についてお伺いいたします。私が小さい頃フッ素を保健所にて塗っていただいた際歯がボロボロになったそうです。歯の質も遺伝するということを聞いたことがあるので、娘にフッ素を塗っていただくことをためらっています。やはりやめておいた方がよいのでしょうか。

 フッ素塗布はむし歯予防においてかなり有効は方法です。実際フッ素塗布を行って歯がボロボロになったということは、私自身経験したことありません。一度、かかりつけ歯科医に御相談されたらいいと思います。

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検診で何度かフッ素を塗ってもらったのですが、独特の味がするようでいつも子供が嫌がるのですが…

 当院では、子供さんに塗るフッ素をリンゴのにおいのするフッ素に変更しました。そのフッ素に変えてからは、今までフッ素をすごく嫌がっていたのに、普通に(むしろ喜んで)フッ素を塗れるようになった子供さんがたくさんみえます。

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フッ素入りの歯みがき粉を使っているのですが、それでも定期的に歯医者でフッ素を塗ったほうが良いのでしょうか?

 フッ素入りの歯みがき粉を使用することは良いことですが、歯みがき粉に含まれているフッ素と歯医者で塗っているフッ素では、フッ素の濃度が全然違います。薬事法で歯みがき粉に含有できる濃度は決まっているため、フッ素入りの歯みがき粉を使用している場合でも、定期的に歯医者でフッ素を塗ることをお勧めします。

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小学校六年生の子供にフッ素塗布を定期的に行なっていますが、
いつまで続けたらいいのでしょうか。

虫歯になりやすい時期は、一歳の誕生日前から乳歯が生え始める幼児期、小学生、そして永久歯が生えそろう中学生時代ということになります。そういう時期に虫歯の予防手段として、定期的にフッ素塗布を施すのは、子供の虫歯予防に積極的に取り組んでいるお母さんだと評価でき、大変よいことだと思います。 口の中に歯がある限り虫歯になる可能性はあるわけですから、年齢にこだわらずに、子供の時だけでなく、成人になってからもフッ素を利用するようお勧めします。

フッ素塗布の目的は、あくまでも歯の虫歯予防です。小学校六年生にもなれば歯磨きは上手にできる年齢と思われますので、フッ素入りの歯磨き剤を使用して正しい歯磨きにより、口の中を清潔に保ち、フッ素の効果をさらに引き出して虫歯にならない習慣をつけて下さい。


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8歳児にフッ素を塗ってもらっています。
フッ素のうがい薬があると聞きました。どんなものですか。

ムシ歯に対するフッ素の予防効果は高く、安全性は十分に保証されており、世界の多くの公的専門機関からも認められています。使い方は直接フッ素を歯の表面に塗る方法、フッ素洗口法、フッ素配合歯磨き剤によるブラッシングがあります。

質問のフッ素のうがい薬とは、フッ素洗口法に使用するもので、口に含み、ブクブクとうがいする比較的低濃度のフッ素水溶液のことです。 家庭でフッ素洗口する場合は歯科医院、薬局で毎日法(週5回)のミラノール、オラブリスを求めて行うことができます。 その際、就寝前のブラッシング後に行うとか、洗口直後は30分くらい飲食しないことや、幼児に対してはブクブクうがいと、吐き出しを事前に水で練習させておく必要があるので、かかりつけの歯科医の十分な指導のもとに行うのがよいと思います。継続的に行うことがより高い虫歯予防効果が得られます。


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子供が歯にフッ素塗布します。
それで調べたら、日本では上水道にフッ素を入れてません。なぜですか。

フッ素が虫歯予防に有効なことは知られています。方法は
(1)歯面塗布
(2)溶液に よる洗口法
(3)フッ素入り歯磨き剤による歯磨き
(4)上水道への添加
―など用法により回数、濃度が異なります。

(1)〜(3)は局所応用法で各人の必要に応じ使用できますが、 (4)は全身応用法で選ぶことができず飲料水として使用します。 フッ素の有害作用は長時間過剰にフッ素を摂取したときに生じます。また、一度に多量にフッ素を摂取したときに急性中毒が起きます。しかし、適量の使用であるならば問題はなく、大丈夫です。上水道によるフッ素添加は、1945年に米国とカナダで始まりました。フッ素は浄水場で一括管理、高い安全性が保障されており、問題は生じていません。

わが国で上水道フッ素を実施する際の基礎となる科学的データは既に整備されているので、近い将来実現すると思います。


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フッ素は、一回塗るとどのくらいの期間もつか?

歯は常に脱灰と再石灰化を繰り返しています。フッ素は歯の中に取り込まれると、歯を強くする効果を持っており、再石灰化を促すといわれています。一般的には、歯科医院で塗布するフッ素は1年で2〜4回ほど塗れば効果が発揮されるといわれていますが、当院ではメンテナンスでお見えになった際に塗布せていただいております。

フッ素の効果もさることながら、その前のお口の清掃状態の確認とクリーニング、プラークコントロールの方が、う蝕予防にとって大きな効果を発揮すると考えているからです。歯垢が多く付いている状態でフッ素塗布を行っても効果がないと考えます。


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フッ素はいつごろ塗るのがいいのか?

歯は萠えてから一年くらいかけて表面のエナメル質が成熟していくと言われています。フッ素はそのころ塗るのが歯に一番取り込まれやすく、また効果が高いといわれています。乳歯は一般的に6ヶ月ごろ最初の歯が萠え始め、2歳半ごろに萠えそろうといわれています。また永久歯は6歳から15歳くらいの期間で萠えてきます。

よってその期間が最も効果が高いと思われます。

なお、文献的には大人にフッ素塗布してもう蝕予防効果があるのが報告されており、いつまでという問いには、はっきりとした基準を設定するのは難しいです。


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フッ素は、大人に塗っても効果あるのか?

もちろん効果はあります。成熟したエナメル質にも取り込まれて、歯を強くする効果があります。


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市販の歯みがき粉の中に「ラウリル硫酸」が入っていますが、とても危険なものと様々な本で知りましたが、保健センターはご存知ですか? 味覚障害、奇形児、試薬など。

歯磨剤を使用した後で、すぐに食物を摂取したとき味が変化したと感じられることがある。
ラットを用いて、味情報を伝える鼓索神経の味覚刺激反応を電気生理学的および官能検査で検討し、各味覚に対する歯磨剤や界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)の影響を観察した。

方法:練歯磨剤1gにつき蒸留水2mLを加えて懸濁し、その5mlをラットの舌表面に3分間投与し、洗浄を2分間行い、2分間放置した後、基本四味の味溶液(塩化ナトリウム(塩味)、酒石酸(酸味)、ショ糖(甘味)、塩酸キニーネ(苦味))を投与して鼓索神経に生じる反応を電気生理学的に分析した。

基本四味のなかで塩酸キニーネ(苦味)、塩化ナトリウム(塩味)、ならびに酒石酸(酸味)の反応を抑制し、とくに塩酸キニーネ(苦味)の反応に対して抑制作用は著明であったが、これらの抑制作用はすべて回復性の作用であったとしている。

味蕾(みらい)の組織学的変化について、ラットを用いて実験している。
1:無処置対照群
2:歯磨剤の3倍希釈液1回処置群
3:歯磨剤の3倍希釈液10回処置群
の3群の味蕾(みらい)数を組織学的に観察した結果、歯磨剤の影響はなかったと報告している。

※味蕾(みらい):舌の表面の小さなプチプチの中にある、味覚の受容器

これらの研究から、歯磨剤の味覚変化に与える影響は味蕾(みらい)組織の変化によるものではなく、界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)あるいは、メントールなどによる一過性のもので、味覚受容状態の変動であって安全性の問題ではないとしている。

異変原生試験(その成分の接種が細胞遺伝学的な影響を及ぼすか否かの試験) ラウリル硫酸ナトリウムをラットに90日間経口投与し、骨髄細胞の染色体に及ぼす影響を調べました。
雄雌各5匹のラットにラウリル硫酸ナトリウムを1.13%及び0.56%の割合で混餌投与しました。 対照動物には、活性剤を含まない餌を与えました。
この試験の混餌投与終了時に、試験動物を屠殺し各動物の片方の大腿骨の骨髄を取り出し検査しました。

1.13%及び0.56%のラウリル硫酸ナトリウムを90日間混餌投与した結果、染色体異常の増加はみられず、細胞遺伝学的影響は認められませんでした。

<参考資料>
杉原邦夫 他:練歯磨の味覚神経反応に及ぼす影響、口腔衛生学会雑誌32(5)(1983年)
飯塚喜一 他 編:歯磨剤を科学する保健剤としての機能と効果、学建書院
岡本揮公彦 他:歯磨剤の口腔粘膜および舌に対する影響、香粧会誌7(4)(1983年)
HOPE, J Mutat.Ras.,56,47-50(1977)


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フッ素は発がん性があってアメリカなどでは控えられていると聞いたことがあるのですが…

過去に「フロリデーションされている地域の人々の方が、そうでない地域の人々よりもがんによる死亡率が高い」という報告がありました。
しかし、このデータには解析に不備があり、年齢を調整した解析ではがんの死亡率に差はありませんでした。
また、「フロリデーションされていた地域の子宮がん死亡率が高い」という報告もありましたが、これもデータの採取および解析の不備があり、差は確認されていません。
アメリカがん研究所を含む専門機関は、フロリデーションとがんとは無関係であるとしています。

※フロリデーション:虫歯予防の為に、飲料水にフッ素を適切な濃度となるよう添加すること。


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フッ化物洗口は歯には良さそうですが、体には害はないのでしょうか?

フッ化物の人為的利用は、20世紀の中ごろからですが、安全性は天然フッ素地域での疫学調査で確認されています。
フッ素(フッ化物)は自然環境物質で、私達の日常生活のなかで飲食物と共に常に接種しています。

日頃、日本人(成人)が飲食物から摂取するフッ化物量は約1〜3mg程度とされていますが、フッ化物洗口で口に残る量は約0.2mgと、日内誤差の範囲内です。

このような量のフッ化物で人体に弊害が起こるとすれば、普段摂っている飲食物からフッ化物を取り除かなければならないということになります。

<参考資料>
日本むし歯予防フッ素推進会議パンフレット
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物洗口実施マニュアル、社会保険研究所


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歯磨き粉のフッ素入り物との効果の違いはなんでしょうか?
フッ化物洗口は家庭でも使用できますか?

フッ化物洗口とフッ素入り歯みがき粉の効果は同じですが、口腔内に残存するフッ化物の量が異なります。

洗口後の口腔内フッ化物残留率(フッ化物摂取量)
0.05%(250ppm)フッ化ナトリウム溶液で5〜10mLで30秒〜1分間洗口した場合 > 約0.2mg
1000ppmのフッ化物が配合された歯みがき剤を0.5g使用した場合 > 約0.15mg

<参考資料>
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物洗口実施マニュアル、社会保険研究所


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歯みがき粉は甘いのですが、フッ化物が入っている物でも、よく口をゆすいだほうがよいのでしょうか?

フッ化物配合歯磨剤の効果的な使い方
1:年齢に応じた量の歯磨剤をつける
2:みがく前に歯磨剤を歯面全体に広げる
3:2〜3分間歯磨剤による泡立ちを保つような歯みがきをする
  (特に歯みがき方法にはこだわらない)
4:歯磨剤を吐き出す
5:10〜15mLの水を口に含む
6:5秒間程度ブクブクうがいをする(洗口は1回のみ)
7:洗口は1回のみとし、吐き出した後はうがいをしない
8:その後1〜2時間程度は飲食をしないことが望ましい

<参考資料>
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤応用マニュアル、社会保険研究所(2006年)


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フッ素入りの歯みがき粉との効果の違いはなんでしょうか?
フッ化物洗口は家庭でも使用できますか?

制御率(むし歯抑制率)が異なります。

フッ化物洗口:20〜50%
フッ化物配合歯磨剤:15〜20%

なお、フッ化物洗口は家庭でも使用可能です。
正しく実施すれば集団で行うのと同じむし歯予防効果が得られます。
しかし、家庭で何年にわたり毎日継続して実施することが困難であるという点か、最大の短所となっています。

<参考資料>
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤応用マニュアル、社会保険研究所(2007年)


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保育園にてフッ化物洗口をしたら定期的な塗布はしなくてよいのですか?

局所応用
・フッ化物歯面塗布    年2〜4回
・フッ化物溶液による洗口 週5回法(0.05%)
                 週1回法(0.2%)
・フッ化物配合歯磨剤   毎日
フッ化物を単独で応用してもむし歯予防効果は発揮されますが、2種類以上の局所応用法を組み合わせることにより、さらに効果を増大させることができます。

<参考資料>
可児瑞夫 監修:これ一冊でわかるフッ化物の臨床応用、区員てセンス(1996年)
日本口腔衛生学会 編:集団を対象としたフッ化物局所応用マニュアル、口腔保健協会(2005年)
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物洗口実施マニュアル、社会保険研究所


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フッ素が自宅でも塗れると聞いたことがありますが、購入方法を教えてください。

フッ化物歯面塗布は、歯科医師または歯科衛生士が歯にフッ化物溶液を塗布する方法です。綿球に薬剤をつけて塗布を行う綿球塗布法(一般法)と、特別なトレーを用いて行うトレー法、およびおイオン導入法があります。
家庭ではフッ化物洗口またはフッ化物配合歯磨剤をご使用ください。

応用 分類 応用手段
フッ化物歯面塗布 プロケアのオフィスユース:歯科専門家(歯科医師または歯科衛生士)が直接患者に適応する 定期的な全顎塗布
部分塗布
特殊な塗布
フッ化物洗口 プロケアのホームユース:歯科医院で指導して家庭で実行させる 洗口
液磨き
フッ化物配合歯磨剤 プロケアのホームユース:歯科医院で指導して家庭で実行させる 1回磨き
(シングルブラッシング)
2回磨き
(ダブルブラッシング)

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フッ化物はどのくらいの割合でしますか?
3ヶ月に一度でよいと保健センターで昔聞いたことがありますが

局所応用
・フッ化物歯面塗布    年2〜4回
・フッ化物溶液による洗口 週5回法(0.05%)
                 週1回法(0.2%)
・フッ化物配合歯磨剤   毎日
フッ化物を単独で応用してもむし歯予防効果は発揮されますが、2種類以上の局所応用法を組み合わせることにより、さらに効果を増大させることができます。

<参考資料>
可児瑞夫 監修:これ一冊でわかるフッ化物の臨床応用、区員てセンス(1996年)
日本口腔衛生学会 編:集団を対象としたフッ化物局所応用マニュアル、口腔保健協会(2005年)
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物洗口実施マニュアル、社会保険研究所


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お昼の後かおやつの後にするのかどちらになりますか?

とくに、効果的な時間帯というものはありません。
ただし、洗口後30分は飲食やうがいを避けることがポイントです。
できるだけこの点が守られやすい時間帯(たとえば、授業の開始前など)を選んでいただきたいと思います。


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フッ化物とはフッ素と違うものなのですか?

フッ化物は従来「フッ素(F)(fluorine)」といわれてきました。しかし、現在ではフッ素は元素名であると定義されています。
水や食品中の無機のフッ素はフッ化物イオンとして存在しており、「フッ化物(fluoride)」と定義されています。
むし歯予防で作用するのはフッ化物イオンですから、「フッ素」というよりも「フッ化物」と呼ぶのが適切です。
なお、むし歯予防に用いられるフッ化ナトリウム(NaF)も「フッ化物」です。


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例えば子どもなので間違って飲んでしまっても、それが日々重なっても体への影響はないでしょうか?

フッ化物の急性毒性
・不快な症状が発現する量:体重1kgあたり2mgF
・急性毒性が発現する量:体重1kgあたり5mgF

例えば、5歳児の平均体重を20kgとしたとき…
フッ化物洗口溶液(250ppmの場合)10mL中のフッ化物量は約2.5mgF。
不快な症状が発現するフッ化物量、約40mgF(溶液中のフッ化物量の16倍)
急性毒性が発現するフッ化物量、約100mgF(溶液中のフッ化物量の40倍)
よって、問題となる量ではありません。

過量のフッ化物の摂取によって骨にフッ化物が蓄積すると、骨のフッ素症が生じます。
人の骨フッ素症の発現が確認されている最低の量は、水道水のフッ素化の至適量(0.7〜1.2ppm)のおよそ8倍であり、しかも何十年にもわたって継続して摂取することが条件です。
むし歯予防の為のフッ化物利用によって船フッ素症が発現することはありません。
また、むし歯予防のためのフッ化物利用によって、人の歯や骨以外の組織に障害が現れたという信頼に足る報告はありません。

用いられるフッ化物 フッ素濃度 制御率
NaF:2%フッ化ナトリウム溶液
りん酸賛成フッ化ナトリウム溶液(ゲル)
第I法
第II法
SnF2:8%フッ化スズ溶液
SnF2:4%フッ化スズ溶液
9,000ppm

12,300ppm
9,000ppm
19,400ppm
9,700ppm

20〜40%(永久歯)
20〜50%(永久歯)
20〜50%(永久歯)

NaF:0.05%フッ化ナトリウム溶液(毎日法)
NaF:0.2%フッ化ナトリウム溶液(週1回法)

226ppm
(日本の市販品は50ppm)
900ppm
20〜50%(永久歯)
Na2PO3F:モノフルオルフォスフェート
NaF:フッ化ナトリウム
SnF2:フッ化スズ
1,000ppm 15〜20%
Na2SiF6:珪フッ化ナトリウム
H2SiF6:珪フッ化水素酸
NaF:フッ化ナトリウム
0.6〜1ppm
(日本の基準は0.8ppm)
永久歯:40〜60%
乳歯:30%前後
NaF:フッ化ナトリウム 食塩1kgあたり
250〜350mgF
22%
NaF:フッ化ナトリウム 0.25〜1.0mgF/day 20〜40%

<参考資料>
境脩 他 編:わかりやすいフッ素の応用とひろめかた、学建書院(2005年)


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1日1回で効果があるのか、食後はすべて使った方がいいのかなど詳しく知れるなら知りたいです。

フッ化物溶液による洗口には、
週5回法(0.05%:250ppm)と、週1回法(0.2%:900ppm)があります。
週5回法は毎日(1日1回)、週1回法は1週間に1回使用することで、う蝕抑制率が20〜50%になります。
なお、フッ化物を単独で応用しても、むし歯予防効果は発揮されますが、2種類以上の局所応用法を組み合わせることにより、さらに効果を増大させることが出来ます。

<参考資料>
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物歯面塗布実施マニュアル、社会保険研究所(2007年)


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定期健診や治療終了時にはフッ素塗布をしていますが、やはりむし歯が出来てしまいます。他の要因が大きいのでしょうか?

次の3つを合わせたものが、むし歯予防の基本です。
1:プラーク(歯垢)を除去し、フッ化物配合歯磨き剤を用いる歯磨き
2:砂糖摂取をコントロールする甘味の適正摂取
3:歯の再石灰化による歯質強化を目的としたフッ化物応用

<参考資料>
境脩 他 編:わかりやすいフッ素の応用とひろめかた、学建書院(2005年)


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どのくらいの頻度で行えばよいのか、また何歳くらいまで有効か、もっとわかりやすくしてほしい

フッ化物洗口の種類(濃度によって頻度が異なる)
毎日法(週5回法):0.05%フッ化ナトリウム溶液(250ppm)
週1回法:0.2%フッ化ナトリウム溶液(900ppm)
毎日法は学校で行うときは1週間のうち5日間が実施日になるので、週5回法と呼ぶ。

2つの方法に大きな差異はみられないが、対象者や施設での利便性に合わせて、いずれかの方法を選択する。
なお、0.1%フッ化ナトリウム溶液(450ppm)を用いて、週1〜3回洗口する方法もある。

永久歯のむし歯予防の場合には、永久歯が生える直前から始めると効果的です。
また、大人になってからでも効果的ですから、できれば、自分の歯のある方は一生涯継続すると良いでしょう。

永久歯が生え始める時期には個人差がありますが、一般的には4歳からフッ化物洗口を開始することが出来ます。そして、小学校の間は、乳歯が次々と永久歯に生え変わり、中学の頃に親知らずを除く永久歯が生え揃います。

よって、少なくとも小学校期間中、できれば中学卒業まで継続することが望ましいといえます。

大人になってからでも、むし歯は発生してきます。しかし、子どもの頃のように、歯の噛み合わせの面にむし歯が発生することは少なくなり、歯と歯の間の面(隣接面)に発症しやすくなり、歯肉が退縮する年齢になると、歯根面のむし歯が発生しやすくなります。フッ化物洗口はこれらのむし歯予防にも効果的ですので、フッ化物配合歯磨剤の使用に加えて大人の方でも実施するとよいでしょう。

<参考資料>
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物歯面塗布実施マニュアル、社会保険研究所
フッ化物応用研究会 編:う蝕予防のためのフッ化物歯面塗布実施マニュアル、社会保険研究所(2003年)


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お茶にはフッ化物がたくさんふくまれているそうですが、お茶で洗口しても効果がありますか?

お湯で抽出したお茶の中には、比較的多くのフッ化物が含まれています(0.1〜0.7ppm)しかし、通常のフッ化物洗口溶液のフッ化物濃度(100〜450ppm)と比べると、その濃度は低く、明らかなむし歯予防効果を得ることはできないでしょう。


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フッ化物洗口液を捨てることで、学校周辺の環境汚染の心配はありませんか?

学校周辺に排出される水の量に比べて、捨てられるフッ化物洗口液の量は微々たるものであり、環境に影響を与えるほどの量ではないことがわかっています。


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日本では、諸外国に比べて多くのフッ化物を摂取しているのでしょうか?

海産物にはフッ化物が多いこと、および日本人は海産物を多く取るとみなされていることから、日本人は諸外国に比べて多くのフッ化物を摂取しているといわれることがあります。しかし、最近のフッ化物摂取量に関する調査では、日本人が特に多くのフッ化物を摂取しているという証拠はありません。


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フッ化物添加水は魚や他の生物に悪影響を与えませんか?

フロリデーション(水道水フッ化濃度調査、communal water fluoridation 、水道水フロリデーション)のフッ化物濃度の範囲は0.7〜1.2ppmです。海水中のフッ化物濃度は1.3ppm程度ですから、海水魚にとって問題はありません。
また、淡水魚についても、フロリデーションされた水の中で生活できることが確認されています。


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フッ化物洗口にかかる費用はどのくらいですか?

用いる材料や頻度によりますが、フッ化ナトリウム試薬を用いて集団的に行われる週1回法であれば、1人当たり1年間の費用はおよそ200円といわれています。施設・参加者の数・洗口の頻度・使用する器具や洗口剤によって変わります。


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夏休みなど、長期の学校休暇のとき、フッ化物洗口の扱いはどうすればいいのでしょうか?

長期の学校休暇のときは、学校ベースのフッ化物洗口を行うことはできません。しかし、1年を通じて40週以上フッ化物洗口を行う機械が確保されれば、期待できる効果を得ることが出来ます。


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宝塚や西宮で、歯のフッ素症(斑状歯)がおきたのはどうしてでしょうか?

宝塚や西宮で社会的な問題となった歯のフッ素症は、天然に過量のフッ化物が含まれた水を水道水として供給していたために発現したものです。フッ化物によるむし歯予防(フロリデーションあるいはフッ化物洗口など)が原因ではありません。こうした過量のフッ化物を減らして適切な量に調整することもフロリデーションの役割の一つです。


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子どもの歯に時々白い斑点が見られますが、フッ化物とは関係ないのでしょうか?

歯に見られる白斑には、フッ化物が原因のものと、フッ化物以外のものが原因のものとがあります。フッ化物以外の原因による白斑の1つに、う蝕性の脱灰があります。フッ化物によるむし歯予防が行われている場合、脱灰部は、むしろ減少することが知られています。


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フッ化物洗口を長く続けると「歯くされ病」になりませんか?

「歯くされ病」とは、医学的な病名ではなく、特定の地域で見られた風土病の俗称です。その多くは、いわゆる歯のフッ素症のうち審美的に問題のある中等度から重度のものをいうようです。
フロリデーションされた水を飲んでいる場合、飲んでいる人々の10〜20%に見分けにくい軽度以下のフッ素症が発現します。しかし、中等度から重度のものは発現しません。
まして、フッ化物洗口で、歯のフッ素症を起すことはありません。


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病気によっては、フッ化物洗口やフッ化物塗布を行ってはいけない場合はありますか?

フッ化物は自然にあまねく存在しており、飲食物として日常的に摂取されています。また、フッ化物洗口や歯面塗布のフッ化物量が特に影響を与えることはありません。病気によってフッ化物洗口や歯面塗布を行ってはいけないということはありません。


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フッ化物洗口やフッ化物塗布液で歯がおかされたり、もろくなるということはありませんか?

フッ化水素が硝子の表面を溶かすことから、フッ化物洗口液やフッ化物歯面塗布剤によって歯がおかされると誤解されることがあります。しかし、これら溶液や塗布剤に含まれているフッ化物はフッ化ナトリウムであり、これによって歯がおかされることはありません。
また、フッ化物によって「歯を強くする」といういい方が「強くなるが、もろい」と誤解されることがあります。しかし、フッ化物は、酸による脱灰に抵抗する歯質をつくることを「歯を強くする」と表現しているのであり、フッ化物洗口液やフッ化物歯面塗布剤によって歯がもろくなることはありません。


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フッ化物ががんの原因になると聞きましたが?

過去に「フロリデーションされている地域の人々のほうが、そうでない地域の人々よりもがんによる死亡率が高い」という報告がありました。
しかし、このデータには解析に不備があり、年齢を調整した解析ではがんの死亡率に差はありませんでした。また、「フロリデーションされていた地域の子宮がん死亡率が高い」という報告もありましたが、これもデータの採取および解析に不備があり、差は確認されていません。
アメリカがん研究所を含む専門機関は、フロリデーションとがんとは無関係であるとしています。


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フッ化物は、骨に蓄積して障害を現したりしませんか?また他の組織に対してはどうですか?

過量なフッ化物の摂取によって骨にフッ化物が蓄積すると、骨フッ素症が生じます。ヒトの骨フッ素症の発現が確認されている最低の量は、フロリデーションの至適量(0.7〜1.2ppm)のおよそ8倍であり、しかも何十年にもわたって継続して摂取することが条件です。むし歯予防の為のフッ化物利用によって骨フッ素症が発現することはありません。
また、むし歯予防のためのフッ化物利用によって、ヒトの歯や骨以外の組織に障害が現れたという信頼に足る報告はありません。


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妊娠中の母親がフッ化物を摂取しても胎児に悪影響はありませんか。また、母乳に対してはどうでしょう?

フロリデーションによる胎児への悪影響は報告されていません。仮に母親が多くのフッ化物を摂取したとしても、胎盤を通過するときにその量は減少します。

また、母親が摂取するフッ化物はあまり母乳中に移行しません。母乳によって哺育される時期は、むしろむし歯予防のために必要な量のフッ化物が不足しているといえます。


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幼稚園でフッ化物洗口しています。誤って洗口液を飲み込んでも大丈夫ですか?

幼稚園では、原則として4,5歳児については週5回法(250ppmF フッ化物溶液使用)が行われています。フッ化物の急性毒性が発現する量は体重1kg当たり5mgF、不快な症状が発現する量は体重1kg当たり2mgFとされています。
4歳児の平均体重を約16kgとしたとき、4歳児に不快症状の発現するフッ化物の量は約32mgFとなります。 これは、フッ化物洗口溶液10ml中2.5mgFのフッ化物量のおよそ13倍ですから、まったく問題はありません。

フッ化物の洗口の実施に先立ち、洗口が不得手な園児のためにも、水を用いた練習をしてから実施するようにしましょう。


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フッ化物利用の反対論は、学問的にみるとどんな誤りがあるのでしょうか?

次に誤りのいくつかを列記します。

1.不備のあるデータをもとに反対する。
2.一度否定されたことでも、繰り返し持ち出す。
3.過量な場合や特殊な場合に起こる危険性を持ち出す。
4.実際は安全性を証明している報告であっても、その一部だけを引用して
 危険であるかのような主張をする。
5.がんや毒など、恐怖心を引き起こすことばを多用する。
6.薬害や公害などと重なるような印象を与えようとする。
7.「絶対安全」など不可能な基準を持ち出して議論する。


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なぜ、何年たってもフッ化物に対する反対論があるのですか?

むし歯が減少することを望まない人、むし歯予防のために自分の仕事が増えることを嫌う人などが、そのことを理由に表立って反対できないため、意味のない反対論を引き合いに出して、フッ化物応用の導入を止めようとするからです。


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歯みがきや甘味制限などの基本となる努力をしないで、薬であるフッ化物に安易に頼るのは正しいむし歯予防といえないと思いますが、どうでしょうか?

1.プラーク(歯垢)を除去しフッ化物配合歯磨剤を用いる歯みがき
2.砂糖摂取をコントロールする甘味の適正な摂取
3.歯の再石灰化による歯質強化を目的としたフッ化物応用。
これら3つを合わせたものが、むし歯予防の基本です。


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フッ化物利用について学会でも賛否両論があるあいだは、「疑わしきは使用せず」の原則で実施を当分見合わせるべきではないでしょうか?

「疑わしきは使用せず」といういい方は、刑事訴訟法の「疑わしきは罰せず」を転用したものでしょう。しかし、現実的な適用には無理があります。 反対する人が「絶対安全」を求めて議論をすると、すべてが「疑わしき」ことになってしまいます。

むし歯予防のフッ化物応用については、安全性および効果について疑わしいところはありません。それを攻撃するために、「絶対安全」とか、「疑わしきは使用せず」といういい方が用いられるのです。


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全国的にむし歯が減っているそうですが、それでもフッ化物洗口の必要があるのでしょうか?

むし歯が全体的に減少傾向にあっても、フッ化物洗口を実施している地域と、そうでない地域とのあいだには、むし歯有病状況に差があることが知られています。

むし歯予防の目標は「むし歯なし」です。単に数が減ればそれでよいといういうわけではありません。


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フッ化物は劇薬であると聞きました。使用しても問題ありませんか?

フッ化ナトリウムの粉末は劇薬に該当しますが、処方どおり溶解されたもの(フッ素イオンとして1%以下)は、普通薬とされます。使用に問題はありません。


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フッ化物洗口もフッ化物配合歯磨剤も効果が同じであれば、各家庭でフッ化物配合歯磨剤を使えばよいのではありませんか?

実験的な調査による報告では、「フッ化物洗口とフッ化物配合歯磨剤とのあいだに、むし歯予防効果に差がない」というものがあります。
しかし、実際の適用については、単に実験的な結果を当てはめても、期待する効果を得ることができるとは限りません。 フッ化物配合歯磨剤は、日常的に使用されるものですが、使用量、頻度、うがいの回数などによって、むし歯予防の効果は多様です。

一方、園や学校ベースのフッ化物洗口は、だれにも一様に実施されますので、確実な効果を得ることができます。フッ化物配合歯磨剤は日常的な個人衛生として、園・学校ベースのフッ化物洗口は公衆衛生的なものとして応用していくべきでしょう。


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そんなに効果があるのに、なぜもっと普及しないのでしょうか?

日本において普及しない理由をいくつかあげることができます。

1.啓発が不足しており、多くの人にまだ知識が十分もたらされていない。
2.歯科や保健の専門家のなかにも、フッ化物に関する知識が十分でない人がいる。
3.むし歯が減ると困ったことになると信じている人がいる。
4.普及活動や実施にあたって、自分の仕事が増えて困ると考えている人がいる。
5.反対することに自分の存在理由を求める人がいる。


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行政の予算が減っていくこの時代に、新規の事業を組むことができるのでしょうか?

歯科保健およびむし歯予防は、基本的な保健政策の一つです。費用効果が認められるフッ化物応用は、新規であっても、取り組むべき事業であるといえます。


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自分の子どもは歯科医院で年3回のフッ化物塗布を受けておりむし歯はありません。
各自が気をつければ、フッ化物洗口に要する保育士の負担が減って、その部分よりよい保育を受けることができるのではないでしょうか?

だれもが、自分の子どもを定期的に歯科医院に連れて行き、フッ化物の歯面塗布を受けさせることができるとは限りません。
また、「よい教育」には健康な歯を育てることも含まれるのではないでしょうか


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フッ化物洗口を、どうして学校で実施する必要があるのでしょうか?

個人で行って期待どおりの成果があがれば理想的ですが、実際には継続が困難であることが多いようです。
これに対して、フッ化物洗口を学校保健の一環として位置づければ、教育的な支援を受けることができるので、継続的な実施が確実なものとなり、むし歯予防の成果をあげることができます。


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一般に、安全か危険かはどのように判断したらいいのでしょうか?

ある物質が安全であるか危険であるかは、その物質が適応される場合の「量」を考慮しなければなりません。適切な量ならば安全であっても、過量ならば安全であるという保証がない場合があります。
安全性を考える場合は、実際に使用する量(絶対量や濃度など)の範囲が安全であるかどうかを確認することが重要です。


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きちんと毎日歯磨きをしていればフッ素に頼らなくてもよいと思いますが?

う蝕(むし歯)は、歯面に付着した歯の汚れ(歯垢)の中の細菌が有機酸を産生することにより、歯質のミネラルが溶け出す現象(脱灰)が継続することによって起こります。この歯垢を取り除くこと(歯磨き)が日常の歯科保健行動の基本となりますが、噛み合わせの面の溝や歯と歯の間の歯ブラシでは取り除けない部分も存在しています。
フッ化物は歯質のう蝕抵抗性を増強したり、歯垢の病原性を弱めたりして活躍しますので、フッ化物配合歯磨剤を使用することは、上記のフッ化物の効果と同時に歯磨きによる歯垢除去効果も兼ね備えた有益な方法といえます。


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家庭でフッ素を利用して虫歯予防をしたいのですが?

家庭でできるフッ化物応用法には、薬店やスーパー等で市販されているフッ化物配合歯磨剤の利用や、歯科医院で処方してもらうフッ化物洗口の方法があります。
特にフッ化物配合歯磨剤は、包装箱または容器(チューブ)の裏面にある成分表示に記載されていますので、その成分表示のフッ化物配合の有無を確認して購入して下さい。手軽に入手できるでしょう。


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歯磨剤は使わないほうがよいとか、あまりつけすぎないほうがよいと聞きますが、それでもフッ素入り歯磨剤を使ったほうがよいのですか?

以前は、歯科医師、歯科衛生士の専門家が「歯磨きの基本は歯ブラシで汚れをとることであって、歯磨剤の使用ではない」「歯磨剤は歯をすり減らす」「歯磨剤を使うと口の中が泡だらけになって歯磨き時間が減ってしまう」などと発言した方もいました。しかし、今日の歯磨剤は、企業努力によって研究されてきています。
最近の歯磨剤使用の目的は、薬効成分を口の中に供給する媒体としての機能が重要視され、歯磨きの補助的な存在は確立しており、また低研磨性、低発泡性の製品が開発・市販されています。したがって、前述のような発言は不適切なものとなっています。
さて、歯磨剤の機能性を考えると、フッ化物の口腔内保持を高めるために以下の注意が必要となります。(1)年齢別に歯磨剤の使用量を決定して口の中に供給するフッ化物量を維持する。(2)歯磨き後の漱ぎ(量、時間、回数)を控え、口に中の停滞時間をのばす。(3)使用後の飲食を控え、口の中のフッ化物の維持をはかる。また、有効なフッ化物配合歯磨剤の使用は、漱ぎの可能な年齢前(4歳未満)では1日最低1回、4歳以降では1日2回以上の使用が奨められ、そのうち1回は就寝前に必ず使用することを推奨します。


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フッ化物洗口はいつ頃から始めればよいのですか?

永久歯のう蝕予防の場合は、永久歯が生える直前から始めると効果的です。永久歯が生え始める時期には個人差がありますが、一般的には4〜5歳くらいからフッ化物洗口を開始することができます。その後、小学生の時期に、次々と乳歯から永久歯に生えかわり、中学生の時期には親知らずを除く全ての永久歯が萌出しますので、中学卒業まで継続するとよいでしょう。


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フッ化物洗口で歯に色がつくようなことはありませんか?

ありません。
フッ化ナトリウムの水溶液は、無色透明、無味無臭の中性域にある溶液であることから、この溶液による洗口で、歯に色素が沈着するようなことはありません。


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病気によっては、フッ化物洗口禁忌のものがありますか?

ありません。
フッ化物洗口は、うがいが適切に行われる限り、身体が弱い人や障害をもっている人が特にフッ化物の影響を受けやすいということはありません。腎疾患の人にも、う蝕予防として推奨できる方法です。
また、アレルギーの原因になることもありませんし、骨折、がん、神経系および遺伝系の疾患との関連などは、水道水フロリデーションのデータを基にした疫学調査によって否定されています。


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フッ化物洗口液を飲み込んでしまいました。大丈夫でしょうか?

フッ化物洗口後、洗口液を吐き出しても全体量の10〜15%の液が口の中に残ります。その中のフッ化物の量は、毎日紅茶を1〜2杯飲んだときに摂る量と同じです。また、フッ化物洗口液は、たとえ誤って全部飲み込んでしまった場合でも、全く心配のないように安全な濃度の設定をしています。


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フッ化物洗口をなぜ集団で実施すると有効なのですか?

う蝕はほとんどの人が経験する社会的疾患であり、一度しまったう蝕は元の健康な歯に戻すことはできないので、発生しやすい時期にしっかりした予防をしておくことが大切です。
これまで実施されてきたう蝕予防の方法は、個人個人の努力に負うところが大きく、満足できる成果が得られていません。う蝕は社会的疾患であること、社会全体として歯科疾患の予防をはかっていくこと、歯科疾患を健康問題の一環として考えることが必要であり、社会システムとして予防をはかっていくことが重要です。う蝕予防の社会的システムとして、効果的なう蝕予防方法を継続的に実施できる“集団によるフッ化物洗口法”が推奨されており、保育・教育施設でこれを導入することにより地域全体の子ども達に平等な効果がもたらされることが期待できます。
また、科学的知識に基づき、自分の健康を守るために主体的に行動を起こすという教育的効果もあります。家庭でもフッ化物洗口は行えますが、もし家庭で実施すると、“ごく一部の家庭でしか継続されない”というこれまでと同じ結果になってしまうことが懸念されます。


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フッ化物洗口をやりたくない子どもや保護者もいると考えられます。フッ化物洗口を実施する子どもとしない子どもへは、どのような配慮を行えばよいのでしょうか?

フッ化物洗口を実施したくない保護者や子ども達に対する自由な選択、それによる差別や偏見が生じないように、事前に十分な説明と同意を得る必要があります。また、どうしても実施したくない子ども達に対するシステムを構築することが必要であり、例としては、実施したくない子どもには水で同じようにうがいをさせる等の工夫が必要です。


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フッ化物洗口の普及状況はどれくらいですか?

世界におけるフッ化物利用状況の情報では、フッ化物洗口を実施している人口は、1990年の2千万人から2000年には1億人に増加しています。
わが国の集団を対象としたフッ化物洗口は、2006年度3月末現在、47都道府県、5,131施設で49万1,334人の子ども達がフッ化物洗口を実施しています。


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市販の美味しい水にもフッ素は入っているのですか。

フッ化物は、私たちの身の回りに普遍的に存在する自然環境物質です。自然水を利用した市販の水、ミネラルウォーター等にも、微量なフッ化物が含まれています。ミネラルウォーター等の容器入り飲料水のもととなる原水には、微量なフッ化物が含まれています。


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食物から摂るフッ素と水から摂るフッ素は違うのですか?

フッ化物イオンという意味では、食物のフッ化物も水から摂るフッ化物も同じです。
フッ化物は口から入るときに歯の表面で作用します。そのとき水に溶けた状態のフッ化物であれば高い効果が発揮されます。WHOはフッ化物の栄養性に関連して、摂取する全体のフッ化物のうち60%以上は水溶性のものであることが必要である、といっています。また、フッ化物は食物の形態やカルシウムの含有量によって吸収量が異なります。水溶性の食物は固形のものより腸からのフッ化物の吸収量は多く、またカルシウムが多く含まれる食品ではフッ化物がイオン化しにくく、吸収量は減少します。たとえば魚の骨はたくさんのフッ化物を含みますが、その12%程度しか吸収されません。
したがって、水道水から適切な量のフッ化物を摂取する方が効率的であり、コントロールがしやすいということになります。


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フッ素が食品に含まれているところをみると、カルシウムなどと同じと考えていいのですか?

フッ素(F)はカルシウム(Ca)や鉄(Fe)、炭素(C)、酸素(O)などと同じく元素です。
元素は地球上に約100種類ほど確認されていますが、そのなかでもフッ素は多いほうで、土壌中には200〜300ppm含まれており、海洋中には14番目に多い元素となっています。当然ながら、そこからとれる野菜、果実、魚介類などにも自然に含まれています。その他、肉、お茶、塩、ビールなど、あらゆる飲食物がフッ化物を含んでおり、それらを食べたり飲んだりしている私たちの身体の中にもフッ化物は取り込まれ、体の構成要素にもなっています。特にカルシウムと仲がよく、カルシウム成分の多い骨や歯に多く含まれています。身体全体で平均すると、体重1Kg当たり42.8mgのフッ化物が含まれることになります。
フッ化物は、成長期の子どもにとって歯や骨のための重要な栄養素と位置づけられています。


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フッ化ナトリウムは劇物であるといわれていますが、何から作られますか?

むし歯予防に調整されたフッ化物(フッ化ナトリウム配合)製剤は、濃度によって扱いが異なります。歯磨剤は医薬部外品、歯面塗布法の溶液は普通薬です。洗口法の場合、水に溶かす前の顆粒状洗口剤は「劇薬」に指定されていますが、小児がフッ化物洗口を行う際の水に溶かした洗口液は普通薬となります。なお、フッ化ナトリウムはフッ化物を含む鉱物から作られます(薬事法第52条より)。
普通薬であるか、劇薬として指定されるかは製剤の濃度によって決まります。フッ化物イオン濃度が1%(10,000ppm)以下に調整されたものは普通薬に分類されます。歯面塗布溶液は0.9%F、洗口剤はその10分の1以下の濃度です。よってこれらは普通薬です。用い方によってそれに適した濃度が決められていますが、いずれも口腔内に使用するものとして安全性が承認されております。
なお、フッ化ナトリウムは、フッ化水素酸に等量の水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムを反応させると生成されますが、リン酸肥料製造やアルミニウム精錬過程でも副次的に得られます。フッ化物は蛍石(fluorite CaF2)、氷晶石(cryolite Na3AlF6)といった鉱物に多く含まれますが、工業的には、たとえば氷晶石と水酸化ナトリウムを溶融させ、水で抽出し結晶を取り出すことができます。


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上水道施設で使用するフッ化ナトリウム粉末と、天然の水の中のフッ素とはどう違いますか?

基本的には同じです。
むし歯予防に用いられるフッ化物はイオンとして作用します。工場で生産されるフッ化ナトリウムも、原料は天然の蛍石や氷晶石などの鉱物です。水道水フロリデーションでは最終的に水に溶けてイオンとして作用します。天然の水に含まれているフッ化物もフッ化物イオンとして作用しますので、両者は基本的には同じといえます。


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フッ素化(フッ化物イオン濃度適正化)した水で、食べ物の味は変わりませんか?

食べ物の味はなんら変わりません。現在、世界で61カ国、約3億7,400万人の人々がむし歯予防を目的に水道水中のフッ化物イオン濃度を適正に保っています。これらの国々では、フロリデーション水を飲料水に使用するだけでなく飲食物の製造にも使用していますが、飲料水の質を低下させたり、食べ物の味を変えるなどの報告はありません。もともとフッ化物は自然界のいたるところに存在しているため、水道の水源や地下水、地表水にある程度含まれています。


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新聞などで、有害記事を見かけるのですが、心配、不安です。どうなのでしょうか?

水道水フロリデーションの安全性・有効性に関しては、膨大な数の科学的な根拠によって証明されています。
テレビや新聞等のマスコミの情報はわかりやすく興味深く報道されるものの、一方で誤解を招きやすいことがあります。この要因として、自らが実態把握に取り組んでいない担当者(記者)が、狭視眼の専門家(フッ化物応用に対する科学的根拠を拒否し、フッ化物の利用をきちんと勉強しない一見「科学者」のふりをする人たち)から得た情報をもとに、限られた時間や紙面の中で、興味を引くテクニックで示すことがあげられます。水道水フロリデーションに関しての有害記事の多くは、これに該当するものといえます。マスコミ情報の限界や危険性を十分に踏まえることが必要といえます。
住民の不安の原因は「知らない」ことです。一方、「情報の氾濫」は「適切な情報の供給」にはなりません。必要な情報の不足によって不安と心配が引き起こされるものと考えられます。水道水フロリデーション推進に関して、正確な情報提供は、国、地方自治体等の行政ならびに歯科専門家の役割であり、「住民の質問に答える」ということ、つまり、具体的でわかりやすい情報提供により、住民自身が気軽に質問できる環境整備が重要です。


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むし歯が減っている現状にあっても水道水フロリデーションは必要ですか?

わが国ではむし歯に悩んでいる人の割合はいまだ多く、水道水フロリデーションは地域全体における人達の歯の健康づくりの必要です。
確かに子どものむし歯は以前に比較すると減少傾向にありますが、国民1人当たりのむし歯経験歯数は依然として増加しています(平成17年歯科疾患実態調査)。また、重症なむし歯を持つ子ども達は一部に限られてきてはいるものの、むし歯を持つ子どもの割合(平成17年度歯科疾患実態調査)は、5歳児(乳歯+永久歯)で60.5%、12歳児(永久歯のみ)で58.5%とまだまだ高い結果です。このことからも、個人的に取り組む予防方法に加えて、地域全体の問題としてみんなで取り組む予防方法も求められるのです。
さらに、成人期には、歯ぐきの病気が進むと歯根が露出するようになります。そのような場合、新たに露出した歯根面のむし歯予防が課題として加わります。この歯根面のむし歯についてみると、水道水フロリデーション地区に住んでいる人々では少ないことが報告されています。乳歯のむし歯予防から歯根面のむし歯予防まで、つまり乳幼児から大人まで、すべての人々が等しく歯の健康を獲得できるのが水道水フロリデーションです。


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「個人の選択ができない水道水をむし歯予防に利用すべきではない」という意見をどう考えますか?

歯の健康も公共の福祉に関する課題です。よって、水道水フロリデーションを地域で選択する場合、「私権は公共の福祉に遵う」(民法第1条)、との考え方に準拠すべきでしょう。
水道水フロリデーションは、むし歯予防の必要性の高いすべての人達(低年齢児、障害者、高齢者、低所得者層など)を含んで全員がフッ化物の恩恵を受けることができる最善の方法であり、公共の福祉に合致するものと考えます。
「個人の選択ができない」と主張する人は、水道水フロリデーションの実施を望む人達の意見をも尊重しなければならないでしょう。実施を望む人と望まない人、それぞれの個人の選択において、地域全体としてどちらを選ぶかということが問題になります。「一人ひとり人権を守ることは、いつでも個人の自由を許すことと同義ではありません。地域単位の意思決定にあたり、すべての人々に選択の権利を平等に与えること、それが人権を守ることである。」という概念が形成される必要があります。そして、一定のルールに基づいて地域のルールをいずれかに決定したならば、これに遵うということが社会のルールでもあります。それでもその決定がいやだという主張は個人のわがままになります。民法第1条には「私権は公共の福祉に遵う」ものとされています。


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なぜ、国は合併問題のように強力に水道水フロリデーションを推し進めないのでしょうか?

国や地域によっては、法律で自動的に水道水フロリデーションを行っているところもあります。また、地域の自由を尊重して地域議会にその採択を任せているところもあります。
水道水の塩素化は、ご存知のように法律によって水の消毒のため塩素添加が義務付けられています。これは、水系伝染病の予防のためで公衆衛生上必要だからです。しかし、むし歯はその高い罹患率のため公衆衛生上、重要な疾患ではありますが伝染病ではありません。そのため、水道水フロリデーションの導入は地域行政の自由を尊重して地方自治体にその採用する権限を与えている例が多いのです。地域ごとに検討して民主的に地域が裁量する権利を与えるというのも賢明な方法であろうと考えます。
なお、米国では、州ごとに異なり、カリフォルニア州等の10州は州法によって、水道水フロリデーションが義務付けられていますし、その他の州では市町村によってさまざまで、その自由裁量権が認められています。そして、今のわが国では、機にはその施策の大要を定め、国の施策が及びにくい住民への細やかなサービスなどは、地方の自治に任せるようになってきています。そのような状況のなかで、水道水フロリデーションは国の力で強力に推し進める課題ではなく、各地方に任された住民への福祉サービスの課題の一つであろうと思われます。


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水道水フロリデーションが日本で普及していない理由は何ですか?

国民が水道水フロリデーションについて知らされてこなかったことが指摘されます。第一に水道水フロリデーションの有効性・安全性に関する解説が世間に広まらないできました。WHOを含む世界の150を越す医学保健専門機関が一貫して、水道水フロリデーションを推奨していること等の紹介が不足していました。また反対論の誤りをわかりやすく解説する等の努力が不十分であったと思われます。
次に、水道水は地域住民共通のものであり、フロリデーションによる水道水は飲みたくないとする人の権利はどうするのか、といった社会的な問題も本方法の実現を困難にしてきたと思われます。また、本来、フッ化物応用を積極的に推進してしかるべき学会等の学術団体による支援姿勢が脆弱であったことも、行政や歯科医師会の消極的姿勢を生む要因となってきたものと考察されます。
しかし、1999年、日本歯科医学会がフッ化物応用法を科学的根拠のある方法として認め、2000年、日本歯科医師会と厚生省(現厚生労働省)もこれに追随し、水道水フロリデーションを実施したいとの住民合意が得られた場合、技術支援に応ずるとの声明を発表したことは画期的な進展といえます。


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なぜ先進国である日本が米国から50年のも遅れているのですか?

その理由はいくつもありますが、主な理由としては次のようなことが考えられます。
一つ目には、日本の急成長にう蝕も急増し、当時の歯科医師たちは、あふれるう蝕を治療することに追われて、予防を考えることはありませんでした。この時代の「治療第一義」という意識が人々にも、また歯科医師にも広く定着しました。
二つ目には、フッ化物利用と公害問題とを一緒にしてしまった影響があります。日本は経済的に急成長したものの、生活環境よりも経済発展を優先させたために、各地で公害が多発し、人々の生活環境は混乱しました。その中で、フッ化物が公害問題という誤った認識をされ、その利用を遅らせてしまいました。
三つ目が最も大きな原因ですが、日本の健康保険制度があげられます。日本の保険制度は、治療をしないと収入が得られず、予防は保健適用外で収入につながりません。この仕組みのために、多くの歯科医師たちは予防に対する姿勢がきわめて消極的で、むし歯を予防するフッ化物の応用についての情報提供をあまりしてこなかったことがあげられます。
以上のようにいろんな要因が重なって、日本は予防よりも治療優先の国になってしまいました。残念なことに、日本は経済的には先進国ですが、むし歯予防については後進国という国際的評価を受けています。


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フッ化物洗口はいつ頃から始めればよいのでしょうか?

永久歯のむし歯予防の場合には、永久歯が生える直前から始めると効果的です。また、大人になってからでも効果的ですから、できれば、自分の歯のある方は一生涯継続するとよいでしょう。
永久歯が生え始める時期には個人差がありますが、一般的には4歳くらいからフッ化物洗口を開始することができます。
そして小学校の間は、乳歯が次々と生えかわり、中学の頃に親知らずを除く永久歯が生え揃います。ですから、少なくとも小学校期間中、できれば中学校卒業まで継続することが望ましいといえます。
大人になってからも、むし歯は発生してきます。しかし、子どもの頃のように、歯の噛み合わせの面にむし歯が発生することは少なくなり、歯と歯の間の面(隣接面)に発生しやすくなり、葉肉が退縮する年齢になると歯根面のむし歯が発生しやすくなります。フッ化物洗口はこれらのむし歯予防にも効果的ですので、フッ化物配合歯磨剤の使用に加えて大人の方でも実施することよいでしょう。
1)2)3)

■文献
1)日本口腔衛生学会フッ素研究部会編:口腔保健のためのフッ化物応用ガイドブック、財団法人 口腔保健協会、東京、第1版、1994年、36頁
2)Zimmer.S.: aries-prevetive effects of fluoride products when used in conjunction with fluoride dentifrice.Caries Res/35(Suppl 1):18-21.2001
3)郡司島由香:成人におけるフッ化物応用による齲蝕予防効果、口腔衛生会誌、47:281-291,1997


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子どもにフッ化物洗口を実施させたいのですが、強くブクブクすることができません。それでも効果はありますか?

フッ化物洗口は、歯の汚れを落とすために行うものではありませんので、強くブクブクする必要はありません。毎日法(週5回法)あるいは週1回法において、フッ化物洗口は30秒〜1分間、ブクブクして吐き出します。
フッ化物洗口によるむし歯予防は、洗口液と歯が接触している短時間に歯の質が強くなって達成されるものではありません。フッ化物洗口をしている間と洗口が終わったあとでも口のなかでフッ化物が作用しています。
すなわち、歯が溶けるのを防ぐ「脱灰を抑える作用」、それからむし歯になりかかった部分に再びカルシウムなどのミネラルを沈着させる「再石灰化促進作用」、そして「歯垢のなかでの酸産生を抑える作用」でむし歯予防となるのです。
ですから、ゆっくりと頬を膨らませてブクブクして歯面と口腔全体にフッ化物洗口液を行き渡らせるようにします。

■文献
1.Featherstone.J.D.B.:Prevention and reversal of dental caries:role of low level fluoride.Community Dent.Oral Epidemiol.27:31-40,1999


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お茶にはフッ素が多いと聞きました。お茶を利用して、むし歯予防ができませんか?

フッ化物洗口は、歯の表面に作用し歯質を強くする予防方法なので、フッ化物(フッ素)の濃度が重要です。お茶には比較的多くのフッ化物(フッ素)が含まれていますが、試薬や製剤のように、フッ化物イオンとして溶ける濃度が低いのでむし歯予防効果を十分に期待することはできません。
さらにお茶にはカフェインが多く含まれていますので、歯の形成期の頃の小児にはお勧めできません。


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「フッ化物洗口は10年ぐらいやらないと効果が出ない」と聞きましたが、高学年の子どもたちでもやる必要があるのですか?

効果がはっきりと現れてくるのは、実施してから2〜3年後です。とくに、上顎の前歯では2〜3年でほとんどむし歯が発生しないようになります。
小中学校の子ども場合、平均すると一人につき1年に0.5〜1本のむし歯ができているのが現状ですが、それを50%以下に抑えられます。


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洗口液を誤って飲み込んだ場合、どうしたらよいのでしょうか?

フッ化物洗口液は、たとえ誤って全量(1回使用量7〜10ml)飲み込んだ場合でも安全です。

(1)急性中毒
フッ化物の急性中毒量は、体重あたり2mg/kgとされています。1)
たとえば、園児(体重20kg)が洗口液7ml週5回法(Fとして1.6mg)でフッ化物洗口を行った場合を考えてみましょう。
仮に、何人分かの洗口液を飲み込んだとした場合、急性中毒量が発現する量を次の計算式で算出してみますと、
計算式:(体重あたり急性中毒量2mg/kg×体重20kg)÷洗口液のフッ化物量1.6mg=25
つまり、一度に25人分を飲み込む量となります。ですから、1人分を飲み込んだとしても急性中毒の心配はありません。
また、小学生(体重30kg)が洗口液10ml週1回法(Fとして9mg)でフッ化物洗口を行った場合を考えてみましょう。
計算式:(体重あたり急性中毒量2mg/kg×体重30kg)÷洗口液のFとして9mg=6.7
したがってこの場合も、一度に6〜7人分飲み込まない限り、急性中毒の心配はありません。

(2)慢性中毒
フッ化物の慢性中毒は、歯のフッ素症とし骨硬化症です。
歯のフッ素症は、顎骨の中で歯が形成される時期に過量のフッ化物が摂取されたときに発現します。フッ化物洗口を開始する時期が4歳であっても、永久歯の歯冠部は、ほぼできあがっているので歯のフッ素症が発現することはありません。
骨硬化症は、さらに過量のフッ化物を長時間継続して摂取したとき(8ppm以上の飲料水を20年以上飲み続けた場合)に生じる症状ですから、フッ化物洗口によって生じることはありません。


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病気によっては、フッ化物洗口禁忌のものがありますか?

ありません。
フッ化物洗口は、うがいが適切に行われる限り、身体が弱い人や障害をもっている人がとくにフッ化物の影響を受けやすいということはありません。
腎疾患の人にも、う蝕予防として勧められる方法です。
またアレルギーの原因となることもありません。骨折、ガン、神経系および遺伝系の疾患との関連などは、水道水フッ化物添加のデータをもとにした疫学調査によって否定されています。


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自然のフッ素とう蝕予防のフッ素は同じものですか?
また、工業用のフッ素とどこが違うのですか?

フッ素元素は他の元素との反応性が極めて高いので、天然には元素のかたちでは存在せず、化合物として広く分布しています。
う蝕予防に用いられるフッ化物は、フッ化ナトリウム(NaF)が多く使われてますが、これは蛍石や氷晶石などの鉱物に含まれるものから精製された、無機のフッ化物です。
さらに、このようなフッ化ナトリウムは、水に溶けるとイオン化してフッ化物イオンとなりますが、これは天然の海産物やお茶から溶出してくるフッ化物としては、フッ化水素酸(HF)という強い酸性をもった化合物がよく使われますが、このような強酸性のフッ化物は、う蝕予防には使われません。


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フッ化物洗口で歯に色が着くようなことはありませんか?

フッ化ナトリウムの水溶液は、無色透明、無味無臭の中性域にある溶液であるため、この溶液による洗口で、歯に色素が沈着するようなことはありません。
乳歯の初期う蝕の「進行止め」として使われるフッ化ジアンミン銀溶液(商品名 サホライド(R))は銀の作用でむし歯の部分が黒くなりますが、健康な歯に「う蝕予防」として用いるフッ化物(フッ化ナトリウム・リン酸性フッ化物溶液など)では、着色しません。


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フッ化物洗口は、本当に安全ですか?

フッ化物の人為的利用は、20世紀の中頃からですが、安全性は天然フッ素地域での疫学調査で確認されています。フッ素(フッ化物)は自然環境物質で、私たちの日常生活のなかで飲食物と共に常に摂取しています。
日頃、日本人(成人)が飲食物から摂取するフッ化物量は約1〜3mg程度とされていますが、フッ化物洗口で口に残る量は約0.2mgと、日中誤差の範囲内です。
このような量のフッ化物で人体に弊害が起こるとすれば、普段摂っている飲食物からフッ化物を取り除かなければならないということになりますが、そのような事実はありません。


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口のなかに金属製のつめ物(充填物治療)や矯正治療の針金などが入っている場合に、フッ素が何らかの悪影響を与えませんか?

洗口液のフッ化物イオン濃度(225〜900ppm)の低濃度では、金属に作用して腐食させるようなことはありません。その他、「口のなかに少々の傷がある」とか「服薬中」ということで心配される方もいますが、飲み込むわけではないので、何ら影響はなく、実施しても差し支えありません。ただし、歯科治療の金属としてのチタン合金は、9,000ppm以上の高濃度のフッ化物に反応性が認められます。ただし、チタン合金は充填治療や矯正治療には用いられていません。


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子どもたちが、ふざけたり、誤ったりして洗口液を飲み込んでしまうことも考えられますが、大丈夫ですか?

フッ化物洗口液後、洗口液を吐き出しても全体量の10〜15%の液が口の中に残りますが、その中のフッ化物の量は、毎日紅茶を1〜2杯飲んだときにとる量と同じで、問題ありません。
また、もっともフッ化物量が多いのは週1回法の洗口液10ml中に含まれる9mgですが、この量は安全で全量の9mgを飲んだとしても全く異常は認められず、2時間以内に70%以上体外に排出され、2.7mgのフッ化物量が残留します。しかし、人の1日に必要なフッ化物量は2〜3mgとされ、6歳で体重が20kgだとしてもそのとき僅かにフッ化物量が上昇するだけで、24時間以内にはほとんどのフッ化物は排出sれ、体内は通常の至適フッ化物濃度量にもどります。すなわち、1人分10mlを飲み込んでしまっても安全面では全く問題はありません。しかし、効果面では飲み込んでも直接的なむし歯予防にはなりませんので、フッ化物液を歯のすみずみまでに行き渡らせることが大切です。


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フッ化物洗口を行政が主導したり、施設で行ったりするとき、どんなことに気をつけたらよいでしょうか?

それぞれの関係者の合意を各ステップごとに形成していくことが重要です。
まずは、担当者および責任ある立場の人々が、フッ化物洗口を導入するという意思決定を行えるかどうかです。


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施設でフッ化物洗口を行うとき、全員が参加を希望すればよいのですが、そうはいかないことも聞いています。どうすればよいでしょうか?

だいじなことは、フッ化物洗口についての正しい情報を伝えること、参加しやすい条件(関係者の理解と協力、予算の確保など)を整備するということです。そのうえで、どうしてもフッ化物洗口に参加したくないという方については強制しなくてよいです。ただし、いつでも参加が可能であることをよく伝えておくことが必要です。
参加については、保護者の考えが優先されますが、もし、保護者が希望しなくても、子どもが理解して希望するのであれば、子どもの希望を尊重し、保護者には子どもがフッ化物洗口に参加することを認めてもらえるよう説得することも必要でしょう。4)

■文献
4)飯塚喜一、境 脩、堀井欣一編集:これからのむし歯予防(第3版)、38-51頁、学建書院、2000、東京


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フッ化物洗口をなぜ集団で実施すると有効なのですか?

むし歯(う蝕)はほとんどの人が経験する疾患で、しかも、もっともう蝕になりやすい時期は、歯の萌出後の1〜2年間です。そのため、永久歯う蝕の予防に関しては、就学前から中学卒業の時期がもっとも効果的です。また。一度できてしまったう蝕は決して元の健康な歯に戻ることはありませんので、発生しやすい時期にしっかり予防しておくことが大切です。う蝕は生活習慣病の一種、または社会的な疾患であること、社会全体としてしか疾患の予防をはかっていくこと、歯科疾患を健康問題の一環として考えること必要であることから、社会的システムとして予防をはかっていくことが重要です。う蝕予防の社会的システムとして、効果的なむし歯予防方法を継続的に実施できる”集団によるフッ化物洗口”が推奨されており、保育・教育施設でこれを導入することにより地域全体の子どもたちに平等な効果がもたらされることが期待できます。
また、科学的知識に基づき、自分の健康を守るため主体的に行動を起こすという教育的効果もあります。


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フッ化物洗口の普及状況はどれくらいですか?

世界のフッ化物利用状況の最新情報をみてみますと、フッ化物洗口を行っている人口は、ここ10年で2千万人から1億人に増加しています。(British Dental Journal,191:480,2001)。一方、わが国の集団を対象としたフッ化物洗口は、遅まきながらも全国的に広がっています。2000年の調査(日本むし歯予防フッ素推進協議会、2000)によれば、全国38都道府県で2,270施設241,826人の子どもたちがフッ化物洗口を行っています。


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う蝕予防のためのフッ化物の利用について専門機関はどのような意見をもっていますか?

う蝕の予防を中心とした健康推進のために、フッ化物の応用を推奨している国際機関や専門団体を挙げると、世界保健機関(WHO)、国際歯科連盟(FDI)、国際食糧農業機構(FAO)、アメリカ食品医療品局(FDA)、ヨーロッパう蝕研究学会やイギリス王率医学協会など、国際的な機関から先進諸国の機関まで枚挙にいとまがありません。とくに、WHOやFDIは日本の歯科医療や歯科保健におけるフッ化物利用の立ち遅れを指摘しています。日本の専門機関では、厚生労働省や日本歯科医師会、さらには、日本歯科医学界や日本口腔衛生学会等の専門学会がいろいろなレベルでのフッ化物応用を推奨しています。


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学校などの施設でフッ化物洗口を実施する場合、いつ行うのがもっとも効果的ですか?

とくに、効果的な時間帯おちうものはありません。ただし、”洗口後30分は飲食やうがいを避ける”ことがポイントとなりますので、できるだけこの点が守られやすい時間帯(たとえば、授業の開始前など)を選んでいただきたいと思います。


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フッ化物洗口をやりたくない子どもや保護者もいると考えられます。フッ化物洗口をする子どもとしない子どもへは、どのような配慮をすればよいのでしょうか?

やりたくない保護者やこどもたちに対する自由な選択や、それによる差別や偏見はできるだけ生じないように、事前の十分な説明と同意をえる必要があります。また、どうしても実施したくない子どもには水でうがいを同じようにさせるなどの工夫が必要です。


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フッ化物洗口は、保護者の責任において、個人レベル(家庭や歯科医院)で実施すればよいのではないでしょうか?
あえて、集団の場で実施する必要があるのでしょうか?

保護者の責任で個別実施で十分な成果が上がれば、理想的ですが、現実には各個人任せでは保護者の差によって同じ未来ある健全な子どもたちの歯の健康に差がでてくることを同考えるかだと思います。永久歯のう蝕予防にもっとも効果のある学童期に、できるはずだけすべての子どもたちに対して予防する機会を平等に設けることが必要なのではないでしょうか。そのためには、教育的・組織的・環境的・経済的支援を有し、科学的にも証明されたう蝕予防法である、”集団のフッ化物洗口”を実施するのは当然のことだと思います。


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フッ化物洗口の必要性があれば、家庭の責任において自主的に実施すればよいのではないでしょうか?

家庭においてう蝕予防を実施することは大切なことです。歯みがき習慣の定着や甘味制限などは、親の責任下において実施されるべきものです。しかしながら、う蝕は他の疾患と違い、国民の大多数に認められ、一度羅漢すると自然治癒が望めないこと、さらにう蝕の発生時期は、子どもの頃がほとんどあることから、公衆衛生的にすべての子どもが管理できる、幼稚園、保育所、学校での集団的なう蝕予防活動の実践が、効果的で必要といえます。


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フッ化物洗口によって、もし有害作用が起きた場合の責任は、だれが負うのですか?

フッ化物洗口の安全性は十分に確立しているので、定められた実施手順にしたがって、フッ化物洗口を実施すれば、有害作用が起こることはありません。仮に有害作用と思われることが起こった場合じゃ、他の一般的な公衆衛生事業と同様、国や都道府県および実施主体である市町村のそれぞれの立場に応じた責任で対応することになります。


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フッ化物洗口を、家庭ではなく、学校(幼稚園を含む)や保育所で集団的に実施することに法的な問題はないでしょうか?

フッ化物洗口については、内角が「学校保健法に第2条にきていする学校保健安全計画に位置づけられ、学校における保健管理の一環として実施されているものである。」と答弁しており、実施することに問題はありません。また、具体的なフッ化物洗口の実施については、学校保健法第2章健康診断及び健康相談(児童、生徒、学生及び幼児の健康診断)第7条における、「疾病の予防処置」として行われるものと解釈されます。保育所についても、児童福祉施設最低基準第12条において「健康診断を、学校保健法に規定する健康診断に準じて行わなければならない。」と規定されており、同様に解釈することができます。


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フッ化物洗口が健康保険に導入されたと聞きましたがどのような場合ですか?

平成12年4月の社会保険診療報酬改定で、フッ化物洗口が一部健康保険に導入されました。前回の改定によるフッ化物歯面塗布とともに、国民の健康志向ないしは予防志向を反映したものといえます。給付対象者には、「う蝕多発傾向者」という制約がありますが、診療室で、12歳までのう蝕多発傾向者に対して歯科医師またはその指示を受けた歯科衛生士がフッ化物洗口について指導を行った場合に算定(指導管理加算80点)できます。


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フッ化物洗口剤は、現在、日本ではどのようなものが利用されていますか?

現在、市販の製剤になっているものには、ミラノール[昭和薬品化工(株)]があります。また、保育所・幼稚園や学校などで集団応用を目的とする場合には、上記の市販製剤の他に、フッ化ナトリウム試薬が分包して使われる場合もあります。とくに週1回法(0.2%NaF溶液)によるフッ化物洗口の場合には、現在のところ製剤が市販されていないので、このような措置が必要となります。


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フッ化物洗口を実施するのに要する器具・器材・費用などはどうですか?

実施する施設、対象者数、洗口頻度および使用する洗口剤により変わりますが、一般的には、啓発や指導管理に必要な経費を除き、週1回法でフッ化ナトリウム試薬を使用した場合、年間役200円程度、製剤を使用した場合は約800円程度です。あくまでも参考の一例なので学校・園の歯科医等と相談のうえ、歯科保健プログラムを組んでください。また、器具や製剤の価格は変更される場合があります。


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フッ化物洗口を始めると、安心して歯みがき習慣などがおろそかになるのではと心配です。

フッ化物洗口は自律的応用法ですから、自分の努力で自分の歯を守るという意識づけができれば、むしろう蝕のリスク要因となる生活行動は改善されます。
フッ化物洗口を開始したことによる変化を調べるために複数回答によるアンケート調査を実施したところ、もっとも多かったのは「歯の関心をもつようになった」の25%でした。以下、「予防意識がでてきた」24.3%、「よくブラッシングをするようになった」21.6%、「就寝時間が規則的になった」9.5%、その他に、「生活習慣がよくなった」が7.4%でした。逆に「生活習慣が悪くなった」と回答したのはわずかに2.7%であり、質問にあるような心配はほとんどないといえます。ただし、事前にフッ化物洗口実施の意義などを教育することが、好結果を生む基本となることを忘れてはならないでしょう。教育は説明会や歯科医院などで保護者と本人を対象に行い、家庭では保護者がその役割を担います。


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フッ化物洗口を行う前に、歯をみがく必要がありますか?

歯をみがくことは、むし歯予防だけではなく、歯ぐきや口のなかの健康を保つために大切なことです。
学校・施設におけるフッ化物洗口では、昼食後が一般的ではあるので、洗口を行う前に歯みがきを行うことは、さらに効果的です。


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フッ素にはどんな効果があるのですか?

表面が白くなってしまった歯などを元に戻す作用、虫歯菌の酸の産生を抑制する作用などがあります。
むし歯の予防にとても効果があるので、一ヶ月に一度の塗布をお勧めしています。塗布後30分は飲食を控えて下さい。また、100%むし歯ができない訳ではないので、歯みがきは欠かさず行って下さい。


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一ヶ月に一回フッ素を塗っても大丈夫でしょうか?他の歯医者さんは3ヶ月に一回という所もあります。

問題ありません。他の歯医者さんは、3ヶ月に一回などと、先生により期間は様々ですが、当院では、月に一度歯みがき、虫歯のチェック、フッ素塗布をおこなっております。
フッ素塗布でむし歯予防も重要ですが、磨き残しによるむし歯の発生の方が問題があるので、月に一度来院していただき、歯ブラシ、虫歯チェックをさせて頂いているのです。ある意味月一度磨き残しをチェックすることの方が予防効果があるかもしれません。


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フッ素を3カ月に1回や1カ月に1回など歯科医院によってばらばらなのはなぜですか。 フッ素って溶けてなくなってしまうものなのですか。メカニズムを詳しく教えていただきたいです。
またジェルや液、フッ化ナトリウムやカルシウム?によっても効果の期間が違うと聞いたのですが本当ですか。

フッ素のむし歯予防のメカニズムについて、、、
まずフッ素には、歯に対しての効果と、口腔内全体に対しての効果と大きく分けて2種類あります。

歯に対して、、、
歯の表面はエナメル質という無機質で覆われていて、フッ素はこのエナメル質に働きかけます。エナメル質へのフッ素取り込みの増加とエナメル質の溶解性の減少により、歯質が強化され、むし歯抵抗性を獲得するのです。

口腔内全体に対して、、、
フッ素には細菌の産生する酵素の活性を阻害し、解糖作用を阻害するので、酸の産生の低下をきたし、むし歯抑制作用を発揮します。

つまり、歯の表面のエナメル質がフッ素を取り込み、歯を強くするのです。

また、フッ素による虫歯予防には、何種類か方法があり、歯に直接フッ素を塗布する方法やフッ素で口をゆすぐ方法などがあります。当院では、フッ素を直接塗布する方法を行っており、その時に使用するのが、フッ化ナトリウム含有のジェルです。歯の生えた直後に塗布するのが有効と言われており、間隔としては、2〜3ヶ月に一回とも言われております。フッ素塗布とは、あくまで予防の一つであり重きをおくのは、むし歯の早期発見と処置にあります。当院は、子供のメンテナンスの間隔を約1ヶ月に設定し、むし歯のチェックをしており、同時に予防の為フッ素塗布も行っているのです。一ヶ月に一度フッ素塗布を行っても全く問題はありません。また、フッ素で口をゆすぐ方法で液を用います。これはぶくぶくうがいのできる4歳以上の子供が適応で、一日一回行うのが効果が高いといわれています。ちなみに、液とジェルは、濃度が違います。


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