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南外山堀井歯科
〒485-0024
小牧市大字南外山162-3
TEL : 0568-75-7075
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8020をめざして |
今私たちは高齢社会をむかえ、健康に対して新たなスタートを切ろうとしています。とくに、食べる、飲む、話すなど、さまざまな役割をもつお口の機能を大切にする取り組みが次第に広がっています。
いつまでもおいしく、楽しく食事をするための予防=口腔ケアが、じつは身体の健康にも有効とわかってきたからです。
8020をめざして
それが私たちのこれからのテーマです。80歳にまっても自分の歯を20本残す。
これは決してむずかしいことではありません。
では、どうすればいいのでしょうか。
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口腔ケアのポイント 1
むし歯の早期発見・予防が第1の基本です |
どこにむし歯ができてくるのか
●歯垢(プラーク)はお口の中の細菌で、歯と歯肉の境目の歯頚部に付着した歯垢は歯肉に炎症を生じさせ、この状態が長く続くと歯周病になってしまいます。また、歯肉とは歯垢が石灰化したものをいいます。
●口腔内に金属冠や義歯が装着されている場合には、その境界部に汚れが沈着しやすいので注意が必要です。
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口腔ケアのポイント 2
歯周疾患を防ぐコツをまず知ろう |
どこに注意してみがくのか
●むし歯と並んで口腔の2大疾患といわれ、歯を失う原因となっているのが歯周病です。初期では、歯肉の発赤・出血などの歯周炎・歯周ポケットの形成、中期では、歯周ポケットから膿が出るための口臭が発生。さらに進行すると、歯根の露出・歯の動揺、末期では歯の喪失というやっかいなものです。
●そこでお薦めするのは、歯ブラシの毛先を用いて磨く方法です。
●自分の口の中でどの部位に歯垢が付着しやすく、その部位に歯ブラシをどのように動かすことによって歯垢をよく除去できるか、歯科医師または歯科衛生士と一緒に、ご自分に合ったよい方法を身につけるようにしましょう。
義歯の場合
●義歯の機能を十分活かすためにも、また口腔内を清潔にするためにも、義歯を取り外した後の口腔ケアは大切です。
●義歯装着者のブラッシングで特に注意するところは、クラスプのかかっている歯(鉤歯)のところです。裏側や後ろ側は磨きにくいため、不潔になりやすい場所です。歯ブラシの毛先がこれらの部位に届くよう繰り返し練習するようにしましょう。
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口腔ケアのポイント 3
味覚を感じないことがある?ない? |
舌苔、栄養のチェック
●舌苔は、舌の表面に灰白色の苔のようなものが生えている状態をいいます。少量の薄い舌苔は高齢者に見かけることがありますが、厚い舌苔になると病的になります。特に舌苔ができると、食事に味がなく美味しいと感じられなくなり、食欲が落ち、それがさらに舌苔を増加させてしまいます。
増える原因には、脱水、口内炎、発熱、唾液分泌の減少、栄養状態の悪化などがあげられます。
●その予防としては、原因となる基礎疾患の治療も必要ですが、毎日の口腔ケアに合わせて舌の清掃を行うことが大切です。
巻綿子やスポンジブラシ、またはわりばしなどにガーゼを巻いたものに含そう水などをつけて十分に湿らせ、ていねいに舌を清掃します。強くこすると出血することがありますので無理に取り除かないことです。専用ブラシも利用できます。
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口腔ケアのポイント 4
お口の渇きを感じることがある?ない? |
口腔乾燥のチェック
●最近、口腔乾燥の訴えが増えています。一般的に、高齢者は年とともに唾液を分泌する機能が低下して症状が現れますが、その他にも種々の局所的、あるいは全身疾患や薬の副作用、心因性などによっても現われます。例えば、食事を口からとらない、お話する機会がない、薬の作用、緊張する、糖尿病の症状として口が乾く、などが挙げられます。
●簡単な予防法としては、唾液の分泌を促すために、レモン・梅干しを食べたり、ガムを噛んだりする。何よりも簡単で有効なのは、頻繁にうがいをすること。
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義歯の手入れ 1
めんどうですが、食事の後の清掃習慣を |
義歯の手入れのポイント
●食後は必ず外して
義歯は毎食後に必ず外してブラシで清掃するようにします。食事だけでなく、おやつの後も忘れないようにしてください。
●清掃の際の注意点
なお、落ちにくい汚れのときは、義歯洗浄剤を併用することもいいでしょう。
ただし、この義歯洗浄剤を誤飲することのないように注意しましょう。
また、義歯安定剤や接着剤は少なめに使用し、多量にはみ出した使い方はしないようにしましょう。
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義歯の手入れ 2
管理上の注意点 |
●取り外した義歯は、清潔な水や義歯洗浄剤の入った液の中に入れておきます。
●義歯が入った容器の水などは毎日取り換えるようにしましょう。
●義歯の保管ケースを決め、清潔に保つようにします。ティッシュなどに包んで置いたりすると、誤って捨ててしまうことがあります。
●痴呆が進行しているときなどは要注意です、誤飲で義歯が喉に引っかかったりすることがありますので、外しておきましょう。
●義歯は、使用していないと7〜10日ほどでうまく入らなくなる場合が多く、使用できなくなることがあります。そのときは無理に装着せず、かかりつけの歯科医師に連絡しましょう。
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※素材提供:株式会社メディカルランド |
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