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南外山堀井歯科
〒485-0024
小牧市大字南外山162-3
TEL : 0568-75-7075
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「妊娠したら薬を飲むな」とよく言われます。また、妊娠中の薬の服用については、胎児への影響がもっとも心配されることの一つでしょう。
現在市販され、処方されている薬には、効用などがその効能書に記載されてはいますが、副作用などについては、大部分、絶対的に保証されるというまでには至っていません。
しかし、長期にわたる服用や特殊な薬を除いて、通常の使用法と使用量の範囲内であれば、まず心配いりません。大切なのは、病気にかからないように気をつけることにまさるものはありません。けれども、薬を飲む必要の出てくるケースも実際にはあるわけですから、その場合には専門医の処方したものを指示通りの飲むことが大切です。
歯科において妊娠中に薬を服用するのは、主に腫れや強い痛みをともなう歯の感染症の場合ですが、症状が悪化したり、あるいは全身的な重い症状にまで移行することのないよう、何よりも早期に治すよう努めることが大切です。病気を長期化させたり、特別に不必要な心配をすることは、かえって胎児への影響をおよぼすようになるということを念頭においていただきたいと思います。
また、ある種の抗生物質(テトラサイクリンなど)や副腎皮質ホルモンなどの特殊な薬を妊娠中に大量または長時間にわたって服用した場合、子供の歯の色や形態に異常が現れることがあります。また、お母さんの妊娠中の重い病気によっても、同様に影響を与えることがあります。
これは、身体のほかの部分と同様に、赤ちゃんの歯も妊娠中すでにつくられているからで、母体の影響を、そのときに作られている歯の部分が受けることになるわけです。この場合、一本だけでなく、何本かの複数の歯に変化が見られることが多くなります。
もとより、このようなことは、そうたびたび起こりうることではありません。また、不幸にして影響を受けてしまった場合にも、極端なものでないかぎりは、生え始めてからの十分な清掃と歯磨きによって、永久歯にはえかわるまで立派にその役目をはたすことができるものです。
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